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ボイストレーニング

音程がズレる・音痴に聞こえる原因は?まず確認したい3つのポイント

こんにちは。ボイストレーニング&ダンスNAYUTAS宇都宮校です。

「自分は音痴なんだと思う」
「カラオケで音程バーから外れてしまう」
「合っているつもりなのに、録音するとズレて聞こえる」

こんな悩み、ありませんか?

音程が外れると、

「音感がないから仕方ない」
「自分は歌に向いていないのかも」

と思ってしまう方もいます。

でも、ここで一度分けて考えてみましょう。

ひとことで「音程がズレる」といっても、

音を聞き取るところで迷っているのか、聞いた音を声で再現するときにズレるのか、自分のズレに気づきにくいのか

で、練習の仕方は変わってきます。

「自分は音痴だから」と決めつける前に、まずはどこでズレているのかを一緒に整理してみましょう。

そもそも「音痴」って何?

日常では、音程が外れやすい歌をまとめて「音痴」と呼ぶことがありますよね。

ただ、実際にはかなり幅のある言葉です。

重野純氏は、身体的な問題とは区別したうえで、音の高さや音程を認知・再生することが難しいケースについて「認知的音痴」という観点から考察しています。

音の高さをどう認知するか、覚えるか、そして再現するか。

こうした複数の段階が関係しているという見方です。

なので、「音痴=原因はひとつ」と考えない方が分かりやすいんです。

同じ「音程が合わない」という悩みでも、つまずいている場所は人によって違います。

今回は大きく3つに分けてみます。

 

1.そもそも「正しい音」を聞き取れている?

まず確認したいのが、聞いた音の高さを区別できているか

です。

 

たとえばピアノで2つの音を鳴らしたとき、「2つ目の方が高い」

と分かるか。

同じメロディを何度か聞いたとき、「今ちょっと違ったな」

と気づけるか。

こんなところから見ていきます。

 

新山王政和氏の研究では、音高を知覚する段階と、それを声で再現する段階で異なる反応が現れることが報告されています。

また、実験ではボーカル音よりピアノ音の方がピッチ差を判別しやすい傾向も示されています。

つまり、「歌声だとよく分からない……」

という方でも、まずはピアノなどの分かりやすい音から始める方法があります。

いきなり難しい曲を聞き分けなくても大丈夫です。

まずは、「高い?低い?」「同じ?違う?」

くらいからでOKですよ。

 

2.音は分かるけど「同じ高さで声を出す」とズレる?

次に見たいのが、聞いた音を自分の声で再現できるか

です。

たとえばピアノで「ド」を鳴らして、「この音だ」とは分かる。

でも、自分で声を出してみると少し高かったり、低かったりする。こういうこともあります。

ここでは、音を聞き取ることとその高さへ声を調整することを分けて考えてみましょう。

やり方はシンプルです。

1音聞く
→ 声を出す
→ もう一度聞き比べる

これだけです。

最初から高い音や低い音を狙う必要はありません。

まずは、自分が楽に出せる高さから始めてみてください。

 

3.実は「自分がズレたこと」に気づいていない?

ここも意外と大事です。歌っている最中は、

「今の音、合ってる!」と思っていたのに、録音を聞いたら、「あれ?ちょっと低い?」となったことはありませんか?

歌っている本人が感じている音と、外から聞こえている音が同じように感じられるとは限りません。

村尾忠廣氏は、2000年当時のコンピュータを使ったシステムで、音高のズレを視覚的に確認しながらピッチマッチングを行う方法を報告しています。

これは、「音程バーを見れば必ず上手くなる」という話ではありません。

まずは、自分が出した音と、狙った音にズレがあることに気づくための補助として使うイメージです。

今ならスマートフォンの録音や音程確認アプリもあります。

ずっと画面を見ながら歌わなくても大丈夫。

「今の音、どうだった?」と後から確認するだけでも十分役立ちます。

まず試したい音程練習3つ

1.1音だけ真似してみる

ピアノやアプリで、自分が楽に出せる音を1音鳴らします。

よく聞いてから、「アー」と同じ高さを狙ってみましょう。

歌詞もリズムもありません。

だからこそ、「少し高かった?」「ちょっと低かった?」に集中できます。

一度録音して聞いてみるのもおすすめです。

 

2.2〜3音だけ真似してみる

1音に慣れてきたら、

ド→レ
ド→レ→ミ

のように、短い音の並びを真似してみます。

ここでも、いきなり1曲歌わなくて大丈夫です。

2音で外れるなら2音。3音で分からなくなるなら3音。できる長さまで小さくする。

これがコツです。

3.実際の曲から2〜4小節だけ抜き出す

最後に好きな曲へ戻ります。

毎回ズレやすいところを2〜4小節だけ選んで、

原曲を聞く
→ 歌ってみる
→ 録音する
→ 原曲と聞き比べる

という流れで確認してみましょう。

1曲全部を何度も歌うより、「ここだけ」に絞った方が、自分のズレを見つけやすくなります。

具体的な自宅練習はこちらの記事でも紹介しています。

カラオケを上達させる練習法5選|音程・高音・リズムを自宅で確認

「低めにズレやすい」こともある?

新山王氏の研究では、小さなピッチ差を判別する実験の中で、低い方向のピッチ差が判別しにくい傾向も報告されています。

ただし、この研究は50セント程度の細かな音高差を扱ったものです。

なので、「低めに歌ってしまう人は全員これが原因」

ということではありません。

ただ、「いつも少し低く外れる気がする」という方は、高かったのか、低かったのかまで録音で確認してみる

と、自分のズレ方が見えてくることがあります。

 

「音程が悪い」と思っていても、別の原因が混ざることがあります

ここはかなり大事です。

たとえば、「サビだけ音程が外れる」

という場合。本当に音感だけの問題でしょうか?

サビになると音域が上がって、喉に力が入っているのかもしれません。

曲のキーが自分に合っていない可能性もあります。

テンポが速くなって、音を取る前に次の音へ進んでいることもあります。

つまり、「音程が外れる=音感トレーニングだけやればいい」

とは限らないんです。

音程が取れない原因そのものをもう少し詳しく整理したい方はこちらもどうぞ。

音程が取れない原因は「音感」ではありません

高音になるとズレる方はこちらも参考になります。

高音が出ない原因は?力まず歌うための4つの確認ポイント

 

宇都宮校にも「原因の思い込み」があったケースがあります

NAYUTAS宇都宮校では、カラオケ採点が70点台だった50代以上の生徒さんが、月2回・約6か月のレッスンと自主練を続け、80点台後半が出るようになったケースがあります。

ご本人は当初「高音が出ないこと」が原因だと思っていましたが、実際には先に音程のズレを自分で確認する練習から始めました。

「自分で思っていた原因」と「最初に取り組むべき課題」が違うこともあるんです。

詳しい経過はこちらで紹介しています。

ボイトレは何ヶ月で効果?月2回・6ヶ月の実例

※実在の生徒さんの経過をもとに、個人が特定されないよう一部の表現を調整しています。
※これは宇都宮校の一例であり、同じ期間・回数で同様の変化を保証するものではありません。

「音痴は治りますか?」に簡単なYES・NOでは答えにくい

よくいただく質問です。「音痴って治りますか?」気になりますよね。

でも、「音痴」という言葉にはいろいろな状態が含まれています。

音の高さを聞き分けるところで難しさがある人。

聞き分けられるけれど、同じ高さで声を出すのが難しい人。

自分のズレに気づきにくい人。

それぞれ違います。

練習によって音程を合わせやすくなる方はいますが、

誰でも必ず、同じ練習を同じ期間やれば改善するとは言えません。

まずは、「自分には音感がない」で終わらせず、どこでズレているのかを確認してみる。

ここからで大丈夫です。

人前で歌うのが怖くなっている方へ

音程の悩みって、技術だけの話ではないんですよね。

「外したら恥ずかしい」
「友達に下手だと思われそう」
「カラオケに誘われるのが嫌」

そんなふうに、自信までなくしてしまうことがあります。

でも、いきなり人前で上手く歌おうとしなくて大丈夫です。

まずは一人で録音する。

次にトレーナーの前で歌う。

慣れてきたら、友達の前でも歌ってみる。

そんなふうに少しずつでもOKです。

NAYUTAS宇都宮校では、マンツーマンレッスンに加えて、カラオケ会や発表会なども開催しています。

普段は一対一で練習して、「そろそろ挑戦してみたいな」と思ったときに、人前で歌える機会もあります。

NAYUTAS宇都宮校では「音程バーだけ」を見ません

音程が気になる方のレッスンでも、「もっと音を合わせてください」と繰り返すだけではありません。

実際に歌を聞きながら、

・聞いた音を区別できているか
・同じ高さを声で再現できているか
・自分のズレに気づけているか
・高音や低音になると力んでいないか
・リズムが先走っていないか
・曲のキーが本人に合っているか

などを一緒に見ていきます。

NAYUTAS宇都宮校は完全マンツーマンなので、

「カラオケで1曲だけ歌えるようになりたい」

という目標でも大丈夫です。

在籍中の生徒さんは、空き状況に応じてレッスンルームを自主練に使える環境もあります。

学校帰りや仕事帰りに、自分のスマートフォンをつないで練習している生徒さんもいます。

家ではなかなか声を出せない方にも、練習場所の選択肢がありますよ。

よくある質問

Q. 昔から音痴でも練習できますか?

はい。

ただ、「昔から音痴」という言葉だけでは原因は分かりません。

まずは1音を聞いて真似できるか、自分のズレに気づけるかなど、簡単なところから確認してみましょう。

Q. 絶対音感がないと歌は上手くなりませんか?

絶対音感がなければ歌えない、ということではありません。

重野氏の論考では、相対音感を磨くことで認知的音痴の解消が図られる可能性が示唆されています。

記事としての実践的な考え方としては、絶対音感がなくても、基準となる音を聞きながら音同士の関係を捉える練習はできます。

「絶対音感を身につけなきゃ」と構えなくても大丈夫ですよ。

Q. 音程バーを見ながら歌った方がいいですか?

最初にズレを確認する補助として使う方法はあります。

ただ、バーを追いかけること自体が目的にならないようにしましょう。

音程バーを見たあとに、

「実際に自分の耳ではどう聞こえた?」

まで確認してみるのがおすすめです。

Q. 毎日歌えば音程は良くなりますか?

ただ毎日1曲を通すより、

「今日は1音」
「今日は苦手な2小節」

というように課題を決めた方が取り組みやすいです。

長時間でなくても大丈夫ですよ。

Q. 体験レッスンでは音程も見てもらえますか?

はい。

実際に歌っていただきながら、音程だけでなく、発声、声域、リズム、曲のキーなども確認できます。

「何が原因なのか自分では分からない」

という状態でも大丈夫です。

参考文献

参考:重野純「絶対音感と音痴」『音声言語医学』41巻3号、2000年、260-265頁
https://doi.org/10.5112/jjlp.41.260
https://www.jstage.jst.go.jp/article/jjlp1960/41/3/41_3_260/_article/-char/ja/
最終アクセス:2026年10月6日

参考:新山王政和「異なる提示音の間で出現するピッチ知覚の相違に関する実験的研究―フラットシンギングとの関係に着目して―」『音楽教育学』38巻1号、2008年、1-9頁
https://doi.org/10.20614/jjomer.38.1_1
https://www.jstage.jst.go.jp/article/jjomer/38/1/38_1/_article/-char/ja/
最終アクセス:2026年10月6日

参考:村尾忠廣「視覚フィードバックによる音痴の治療―SINGADからVSG(trace)による方法へ―」『音声言語医学』41巻3号、2000年、255-259頁
https://doi.org/10.5112/jjlp.41.255
https://www.jstage.jst.go.jp/article/jjlp1960/41/3/41_3_255/_article/-char/ja/
最終アクセス:2026年10月6日


ボイストレーニング&ダンスNAYUTAS宇都宮校
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営業時間:10:00〜22:00
TEL:028-689-8166

「自分は音痴なのかも……」

そう感じている方も、最初から全部直そうとしなくて大丈夫です。

無料体験レッスンでは、好きな曲を歌いながら、どこで音程がズレやすいのか、何から練習するとよさそうかを一緒に確認できます。

現在、体験レッスンは通常6,600円→0円です。

また、体験レッスン後3日以内の入会で、入会金11,000円→0円になる特典があります。

※入会金無料特典は毎月10名までです。キャンペーン内容・適用条件は変更になる場合がありますので、最新情報は体験申込時にご確認ください。

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