「人前で歌うと声が震えてしまう」
「サビの高音になると、声をまっすぐ伸ばせない」
「家では歌えるのに、カラオケでは喉に力が入る」
このようなお悩みはありませんか?
歌っているときの声の震えは、緊張しやすい性格だけが原因とは限りません。
人前を意識したときに呼吸が浅くなったり、高音を外さないよう喉や首を固めたりすると、息と発声のバランスが崩れ、声が不安定になることがあります。
まず確認したいのは、次の5点です。
・高音へ入る前に呼吸が浅くなっていないか
・喉、首、あごに力が入っていないか
・息を一定に流せているか
・音程を力で固定しようとしていないか
・声の震えをビブラートで隠そうとしていないか
震えを力で止めるのではなく、どの場面で呼吸や身体の使い方が変わっているかを確認することが改善の第一歩です。
目次
- カラオケの高音で声が震えていた生徒さんの実例
- 歌うと声が震える5つの原因
- 自分で確認できるチェックポイント
- 自宅でできる4つの練習
- 独学で原因を判断しにくい理由
- NAYUTAS宇都宮校のマンツーマンレッスン
- よくある質問
- まとめ・体験レッスンのご案内
実例|カラオケの高音で毎回声が震えていた30〜40代の生徒さん
※こちらは、NAYUTAS宇都宮校に通う実在の生徒さんの経過をもとに、個人が特定されないよう年代や一部の表現を調整しています。改善の程度や期間には個人差があります。
「緊張しやすいから仕方がない」と思っていた
趣味でカラオケを楽しんでいる30〜40代の生徒さんです。
自宅で小さく歌うときは比較的安定していましたが、人前でカラオケを歌うと、サビの高音で毎回声が震えていました。
本人は「緊張しやすい性格が原因だから仕方がない」と考えていたそうです。
しかし、高音を外さないよう意識するほど喉や首に力が入り、声をまっすぐ伸ばそうとしても、語尾で細かく揺れてしまう状態でした。

講師が確認したのは、緊張による呼吸と姿勢の変化
NAYUTAS宇都宮校のマンツーマンレッスンで実際に歌声を確認すると、原因は緊張だけではありませんでした。
高音へ入る直前になると、
・肩が上がる
・呼吸が浅くなる
・首の筋肉に力が入る
・息を止めるように音程を狙う
という変化が見られました。
本人は高音を安定させるために力を入れていましたが、実際には、浅くなった呼吸と、高音を押し上げようとする喉や首の力みが声の震えにつながっていました。
サビを繰り返す前に、息とロングトーンを確認
レッスンでは、最初からサビの高音を何度も歌うことはしませんでした。
まず、一定量で息を吐く練習を行い、途中で息の強さが変わっていないかを確認します。
次に、無理なく出せる音域でロングトーンを行い、語尾まで音程と声量を保つ練習へ進みました。
さらに、リップロールを使い、息を流す→無理のない音域で声をつなぐ→高音の直前まで滑らかに上がる→実際の歌詞へ戻すという順番で練習しています。
録音では、
・普段どおりに歌った声
・声量を抑え、息を流して歌った声
・高音の直前で呼吸を準備した声
を聞き比べました。
自分の感覚だけでなく、録音された声を確認することで、どの歌い方が安定しているかを本人も判断しやすくなります。
高音の語尾まで、まっすぐ伸ばせるようになった
以前はカラオケでサビの高音を歌うたびに声が震えていましたが、現在は高音へ入る前に呼吸を準備し、語尾まで声をまっすぐ伸ばせるようになっています。
本人も、震えが出たときに「緊張したから失敗した」と決めつけるのではなく、
「今は息を止めていた」
「高音の直前で首に力が入っていた」
と、自分の発声を振り返れるようになりました。
現在は、震えを止めようと力むのではなく、最初に息を整え、無理のない声量でサビへ入ることを意識しながら、カラオケを楽しんでいます。
歌うと声が震える5つの原因
1.人前を意識すると呼吸が浅くなる
自宅では歌えるのに、人前では声が震える方は少なくありません。
「高音を外したくない」
「上手に聞かせたい」
「失敗したら恥ずかしい」
と考えるほど、息を十分に吸う前に歌い始めたり、肩を持ち上げて浅く呼吸したりしやすくなります。
息の準備が不足した状態で長いフレーズを歌うと、後半で息が足りなくなり、声量や音程を保ちにくくなります。
NIDCDは、歌唱や発話では呼吸を適切に使い、喉だけに頼らないことを推奨しています。
2.高音で喉や首に力が入る
高音を出そうとして、あごを上げたり、首を固めたりしていませんか?
高い音を上へ押し上げるように歌うと、喉の周辺に余計な力が入りやすくなります。
喉や首が固まると、
・音程を細かく調整しにくい
・息の流れが止まりやすい
・声が裏返る
・語尾が震える
といった状態につながることがあります。
まずは高音そのものではなく、高音へ入る直前の姿勢と呼吸を確認しましょう。
3.息を一定に配分できていない
ブレスコントロールとは、単に多くの息を吸うことではありません。
フレーズの長さや音域に合わせて、必要な量の息を配分する技術です。
歌い始めに息を多く使いすぎると、語尾で不足します。
反対に、息を止めるように歌うと、声の出口が詰まり、喉や首に力が入りやすくなります。
特に高音では、
・最初に息を使いすぎる
・息を止めて音程を狙う
・語尾で急に息が足りなくなる
といった変化が、声の震えにつながる場合があります。
4.音程を力で固定しようとしている
「この音を絶対に外したくない」と考えるほど、肩、首、あご、舌まで固くなることがあります。
音程を安定させるには、身体を力で固定するのではなく、
・歌い始める前に基準音を確認する
・無理のない声量で歌う
・息を止めない
・語尾まで姿勢を大きく変えない
ことが重要です。
高音は出せていても、その音を支える呼吸と姿勢が安定していなければ、語尾だけが震える場合があります。
5.声の震えとビブラートを混同している
ビブラートは、安定した音程を中心に、ある程度規則的に音の高さが揺れる歌唱表現です。
一方、意図しない声の震えでは、
・揺れの速さが毎回異なる
・音程の中心が定まらない
・喉やあごに力が入る
・自分で揺れを始めたり止めたりできない
といった状態が見られます。
声が不安定なときにビブラートを加えても、音程の中心が定まっていなければ、かえって揺れが大きくなる可能性があります。
ビブラートの使い方については、関連記事もご覧ください。
30秒でできるセルフチェック
実際に声を出す前に、次の項目を確認してみてください。
姿勢
・肩が上がっていないか
・あごを上へ突き出していないか
・首の前側が固くなっていないか
呼吸
・高音の直前で息を吸えているか
・歌い始めに息を使いすぎていないか
・語尾まで息が残っているか
声
・出しやすい音域でも震えるか
・声量を下げると安定するか
・毎回同じ場所で震えるか
出しやすい音域では安定し、高音だけで震える場合は、音域そのものよりも、高音へ入るときの力みや息の使い方が影響している可能性があります。
高音が出ない、裏返る、原曲キーでは歌えないことが主な悩みの場合は、音域とキーを扱った記事も参考にしてください。

自宅でできる4つの練習
練習1.一定量で息を吐く
最初から声を出さず、息の流れを確認します。
- 肩と首の力を抜く
- 無理のない量の息を吸う
- 「スー」と細い息を5秒間吐く
- 最初と最後で息の強さを変えない
- 慣れたら8〜10秒へ延ばす
勢いよく息を吐き切る練習ではありません。
手のひらを口の前に置き、息の当たり方が途中で急に強くなったり、弱くなったりしていないか確認します。
練習2.出しやすい音域でロングトーン
次に、話し声に近い出しやすい高さで声を伸ばします。
- ピアノや音程確認アプリで基準音を聞く
- 「あー」と3〜5秒伸ばす
- 音程と声量を一定に保つ
- 語尾を押し込まず、自然に終える
- スマートフォンで録音する
最初から高音で練習する必要はありません。
声の最初と最後で音程や音量が大きく変わらず、首やあごに力が入っていなければ、安定した発声に近づいています。
練習3.リップロールで息と声をつなげる
リップロールは、唇を軽く閉じ、息で「ブルブル」と振動させる練習です。
- 唇とあごの力を抜く
- 息を流して唇を振動させる
- 無理のない高さで声を加える
- 低い音から少し高い音まで滑らかにつなぐ
- 息が止まった場所を確認する
音が途切れた場合は、高音を強く出すのではなく、息の流れが止まっていないかを確認してください。
リップロールができない場合は、無理に続ける必要はありません。ハミングなど、別の練習へ変更できます。
練習4.高音の直前から歌う
サビ全体を何度も繰り返すのではなく、声が震える高音の少し前から練習します。
- 高音の一つ前の音を確認する
- 歌詞を外し、母音だけでつなぐ
- 小さめの声量で歌う
- 高音の直前で息を止めていないか確認する
- 歌詞を戻し、前後のフレーズとつなげる
高音だけを単独で強く出そうとすると、歌の流れから切り離され、力みやすくなります。
「どの音から準備すれば、首や喉に力を入れずに高音へ入れるか」を探しましょう。
練習頻度の目安
自宅練習は、1日5〜10分を週4〜5回から始めます。
・2分:一定量で息を吐く
・2分:リップロールまたはハミング
・3分:ロングトーン
・3分:実際の曲の高音部分
長時間続けるよりも、力みの少ない状態を短時間で繰り返すほうが適しています。
喉に痛み、強いかすれ、違和感が出た場合は、その日の練習を中止してください。
歌唱時だけでなく、日常会話でも声の震えや途切れが続く場合や、急に症状が強くなった場合は、ボイトレだけで判断せず、耳鼻咽喉科へのご相談をおすすめいたします。
独学では原因を判断しにくい理由
録音すれば、声が震えていることには気づけます。
しかし、その原因が、
・呼吸が浅い
・息を使いすぎている
・高音で喉を締めている
・声量を上げすぎている
・緊張で身体が固まっている
・曲のキーが合っていない
のどれなのかを、自分だけで判断するのは簡単ではありません。
声が震える場所だけを繰り返すと、力んだ発声をそのまま反復してしまう場合もあります。
NAYUTAS宇都宮校のボイストレーニングでは、実際の歌声を聞き、呼吸、姿勢、音程、高音へ入る前の動きを確認しながら、最初に修正するポイントを整理します。
高音で震える原因を対面レッスンで確認できます
声が震える原因が、呼吸、力み、音程、キーのどこにあるのか確認したい方は、NAYUTAS宇都宮校の無料体験レッスンをご利用ください。
体験レッスンは、宇都宮校の校舎で行う対面マンツーマンレッスンです。予約申込みは公式サイトから24時間オンラインで受け付けています。
NAYUTAS宇都宮校のマンツーマンボイトレ
NAYUTAS宇都宮校では、声の震えだけを切り離して練習するのではなく、
・呼吸
・姿勢
・高音発声
・音程
・ロングトーン
・声質
・実際の楽曲
を確認しながら、一人ひとりに合った練習内容を組み立てます。
宇都宮校では、ボーカル、K-POP、洋楽、ミュージカル、話し方など、目的に合わせたボイストレーニングをマンツーマンで受講できます。JR宇都宮駅東口から徒歩4分の校舎で、無料体験レッスンも実施されています。
同じ「声が震える」という悩みでも、原因は一人ひとり異なります。
人前で呼吸が浅くなる方と、高音で首に力が入る方、曲のキーが合っていない方では、最初に取り組む練習も同じではありません。
完全マンツーマンだからこそ、周囲と比べず、必要な部分を繰り返し確認できます。
よくある質問
Q.緊張すると声が震えます。ボイトレで改善を目指せますか?
A.はい。緊張したときの呼吸、姿勢、喉や首の力みを確認し、原因に合わせた練習を行います。変化の程度や期間には個人差があります。
Q.高音だけ声が震えるのはなぜですか?
A.高音で喉や首に力が入る、息を止める、声量を上げすぎる、曲のキーが合っていないなど、複数の原因が考えられます。
Q.声の震えとビブラートはどう違いますか?
A.ビブラートは、安定した音程を中心にある程度規則的に揺れる歌唱表現です。意図しない震えは、音程の中心や揺れ方が不安定になりやすい点が異なります。
Q.リップロールができなくても受講できますか?
A.はい。唇の力や息の量を確認し、難しい場合はハミングなど別の発声練習へ変更します。
Q.カラオケで歌う曲を使って練習できますか?
A.はい。現在の音域や曲の難易度を確認し、声が震えるフレーズを使って練習できます。
Q.高音が出ない悩みも一緒に相談できますか?
A.はい。高音自体が出ないのか、高音は出るものの安定しないのかを確認し、必要な練習を整理します。
Q.オンラインレッスンですか?
A.NAYUTAS宇都宮校の体験レッスンと通常レッスンは、校舎で行う対面マンツーマンレッスンです。申込みは公式サイトからオンラインで受け付けています。
Q.声の震えが続く場合は病院へ行くべきですか?
A.歌唱時だけでなく日常会話でも震える、声が途切れる、強いかすれや痛みが続く場合は、耳鼻咽喉科への相談をおすすめします。
Q.体験レッスンでは何を確認しますか?
A.実際に歌っていただき、震えが出る音域やフレーズ、呼吸、姿勢、喉や首の力み、音程の安定性を確認します。
まとめ|声の震えは性格だけの問題とは限りません
歌うと声が震える場合は、次の点を確認してみましょう。
・人前を意識すると呼吸が浅くなっていないか
・高音で喉や首に力が入っていないか
・息を一定に流せているか
・音程を力で固定しようとしていないか
・曲のキーが自分の音域に合っているか
今回ご紹介した生徒さんも、緊張そのものをなくしたわけではありません。
一定量で息を吐く練習、ロングトーン、リップロール、録音比較を行い、高音へ入る前の呼吸と力みを確認したことで、現在はサビの語尾まで声をまっすぐ伸ばせるようになっています。
体験レッスンで声が震える原因を確認しませんか?
NAYUTAS宇都宮校の体験レッスンでは、
・実際の歌声を確認
・震えが出る音域やフレーズを確認
・呼吸と姿勢を確認
・喉や首の力みを確認
・最初に取り組む練習を提案
といった内容を、対面マンツーマンで進めます。
「人前だから仕方がない」と諦める前に、自分の声がどの場面で不安定になるのかを一度確認してみませんか。
体験レッスンのお申込みは、公式サイトから24時間受け付けています。
スクール情報
ボイストレーニング&ダンスNAYUTAS宇都宮校
〒321-0953 栃木県宇都宮市東宿郷2丁目5-3 MYビル1階
TEL:028-689-8166
営業時間:10:00〜22:00
JR宇都宮駅東口から徒歩4分
ライトライン東宿郷駅から徒歩1分
レッスン形式:校舎での対面マンツーマンレッスン
体験レッスン:24時間オンライン受付中
監修
ボイストレーニング&ダンスNAYUTAS宇都宮校
本記事は、NAYUTAS宇都宮校のマンツーマンボイストレーニングで確認している歌唱・発声上の課題と、実在する生徒さんのレッスン経過をもとに構成しています。
参考資料
参照:「Taking Care of Your Voice」National Institute on Deafness and Other Communication Disorders
https://www.nidcd.nih.gov/health/taking-care-your-voice
参照:「How Does the Human Body Produce Voice and Speech?」National Institute on Deafness and Other Communication Disorders
https://www.nidcd.nih.gov/news/multimedia/how-does-human-body-produce-voice-and-speech-text-version
最終アクセス:2026年8月4日

