みなさんこんにちは!ボイトレ講師の木皿です。
「カラオケで自信を持って歌えるようになりたい」
「音程が合わず、歌うことに苦手意識がある」
「高い声が出なくて、好きな曲を最後まで歌えない」
「歌が上手くなりたいけれど、何から練習すればいいかわからない」
このような悩みを抱えていませんか?
歌が苦手だと感じている方の中には、「自分には歌の才能がない」「音痴だから練習しても変わらない」と考えてしまう方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、歌唱力は生まれ持った才能だけで決まるものではありません。音程を聴き取る力、呼吸の使い方、声のコントロール、リズム感など、さまざまな要素が組み合わさって歌唱力が成り立っています。
これらの要素を一つずつ理解し、自分に合った方法で練習することが、歌の上達につながります。
歌が苦手でも、上達を目指すことはできます!
大切なのは、最初から完璧に歌おうとしないことです。難しい曲を何度も歌い続けるよりも、まずは自分の課題を把握し、基礎から取り組むのがおすすめです。
今回は、ボイトレ初心者が最初に取り組むべき5つのことを、具体的な練習方法とともに解説します。ぜひ最後までご覧ください!
目次
1.まずは自分の歌の課題を知る
2. 正しい姿勢と呼吸を意識する
3. 音程を正しく聴き取り、再現する練習をする
4. 自分に合った曲と音域で練習する
5. 短時間でも継続して練習する習慣をつくる
6.1日10分から始めるボイトレメニュー
1. まずは自分の歌の課題を知る
ボイトレ初心者が最初に取り組むべきことは、発声練習でも腹式呼吸でもありません。
まずは、自分が歌うときに何に困っているのかを知ることです。
歌が苦手だと感じる理由は、人によって異なります。
例えば、次のような悩みが考えられます。
- 音程が合わず、メロディーから外れてしまう
- リズムに乗れず、伴奏と歌がずれてしまう
- 高音になると声が出にくくなる
- 声が小さく、マイクを使っても聞き取りにくい
- 歌うと喉が疲れたり、苦しくなったりする
- 声が単調になり、感情を表現できない
これらはすべて「歌が苦手」という言葉でまとめられますが、必要な練習はそれぞれ違います。
例えば、音程が不安定な方には、音を聴き取って再現する練習が役立つ場合があります。一方、高音で喉に力が入ってしまう方は、無理のない音域で発声を確認し、声の出し方を見直すことが重要です。
自分の課題を把握しないまま練習を続けると、苦手な部分を改善できなかったり、喉に負担をかけたりする可能性があります。
自分の歌を録音してみよう
自分の課題を知るためにおすすめなのが、スマートフォンなどを使った録音です。
普段どおりに好きな曲を歌い、録音した音源を聴き返してみましょう。
その際、すべてを一度に改善しようとする必要はありません。まずは次のポイントを確認してみてください。
録音を聴くときのチェックポイント
- メロディーの音程は大きく外れていないか
- 歌い出しのタイミングは合っているか
- 息が続かなくなる部分はないか
- 高音や低音で声が出にくくなっていないか
- 歌詞が聞き取りやすいか
自分の歌声を客観的に聴くことは、課題を発見するきっかけになります。
ただし、録音した自分の声に違和感を覚えるのは珍しいことではありません。普段、自分の声は空気を通して耳に届く音だけでなく、身体内部を伝わる振動も含めて聞こえているためです。
最初は違和感があっても、必要以上に落ち込まず、改善できそうなポイントを一つ見つけることから始めましょう。
2. 正しい姿勢と呼吸を意識する
歌を上達させるためには、声を出す前の身体の使い方も大切です。
特に初心者の方は、声を大きく出そうとするあまり、肩や首に力が入ってしまうことがあります。
身体に余計な力が入ると、呼吸や発声がしにくくなる場合があります。まずは、自然に呼吸できる姿勢を意識しましょう。
歌うときは、次のポイントを意識してみてください。
- 足を肩幅程度に開き、安定して立つ
- 膝を伸ばし切らず、自然に立つ
- 背筋を無理なく伸ばす
- 肩や首の力を抜く
- 顎を前に突き出さず、自然な位置に保つ
姿勢を整えるときに注意したいのは、身体を固めないことです。
胸を張ろうとして背中を反らせたり、良い姿勢を意識しすぎて肩に力が入ったりすると、かえって歌いにくくなることがあります。
身体がリラックスした状態で、無理なく呼吸できる姿勢を探してみましょう。
●呼吸をコントロールする練習
歌うときには、フレーズの長さや音量に応じて息を使う必要があります。
初心者の方は、まず呼吸を一定に保つ練習から始めてみましょう。
練習方法:一定の長さで息を吐く
- 楽な姿勢で立つか、椅子に座ります。
- 鼻や口から無理なく息を吸います。
- 「スー」と音を出しながら、一定の強さで息を吐きます。
- 苦しくなる前に終え、自然な呼吸に戻ります。
- 息の強さが途中で急に変わらないよう意識します。
最初から長く息を吐こうとする必要はありません。息を止めたり、苦しくなるまで我慢したりせず、無理のない範囲で行いましょう。
また、歌唱に必要なのは、単純にたくさんの息を吸うことだけではありません。曲やフレーズに合わせて、必要な量の息を適切に使うことが重要です。
腹式呼吸という言葉を聞いたことがある方も多いと思いますが、お腹を無理に膨らませたり、肩を完全に動かさないようにしたりする必要はありません。まずは自然な呼吸を身につけ、少しずつ歌唱に活用していきましょう。
3. 音程を正しく聴き取り、再現する練習をする
「音痴を改善したい」「カラオケで音程が合わない」という悩みを持つ方には、音程の練習がおすすめです。
音程を合わせるためには、正しい音を聴き取る力と、その音を自分の声で再現する力の両方が必要になります。
歌の音程が合わない原因は一つではありません。メロディーを十分に聴き取れていない場合もあれば、音はわかっていても、声をその高さに調整することが難しい場合もあります。
そのため、まずは短いメロディーを使い、聴くことと歌うことを繰り返してみましょう。
練習方法:短いメロディーを真似して歌う
- ピアノアプリや鍵盤楽器などで、一つの音を鳴らします。
- その音をよく聴きます。
- 同じ高さをイメージしながら声に出します。
- 鍵盤の音と自分の声を聴き比べます。
- 慣れてきたら、二つ、三つと音を増やします。
最初は「ド・レ・ミ」のような短い音列から始めると取り組みやすいでしょう。
大切なのは、いきなり難しい曲を練習しないことです。短い音の再現ができるようになってから、少しずつ実際の楽曲へと練習を広げていきます。
●自分の声を聴きながら歌おう
音程の練習では、自分の声を聴くことも重要です。
伴奏や原曲の音量が大きすぎると、自分の声がどの高さで鳴っているのかを把握しにくくなることがあります。
練習するときは、伴奏の音量を少し下げ、自分の声を聴き取りやすい環境を整えてみましょう。
また、音程を外したときに、声を無理に押し上げたり、喉に力を入れたりするのは避けてください。
音程を安定させるためには、耳と声の連携を少しずつ身につけることが大切です。
4. 自分に合った曲と音域で練習する
歌が苦手な方が陥りやすい失敗の一つが、最初から難しい曲に挑戦してしまうことです。
好きなアーティストの曲を歌いたいという気持ちは、練習を続けるうえで大切なモチベーションになります。
しかし、原曲のキーが自分の声域に合っていなかったり、メロディーやリズムが複雑だったりすると、歌うことそのものが難しくなってしまう場合があります。
まずは、今の自分が無理なく歌える曲を選ぶことから始めましょう。
●初心者が曲を選ぶときの3つのポイント
ポイント1:無理なく歌える音域であること
高音が続く曲や、低音が極端に低い曲は、初心者にとって難しい場合があります。
サビの高音で喉に力が入る、低音で声が出なくなるといった場合には、キーを変更することも選択肢の一つです。
原曲キーで歌うことだけが正解ではありません。自分の声域に合わせてキーを調整することで、音程やリズム、表現に意識を向けやすくなります。
ポイント2:メロディーを覚えやすいこと
最初は、メロディーの動きがわかりやすく、リズムが複雑すぎない曲を選ぶとよいでしょう。
何度も聴いていて、自然に口ずさめる曲も練習に向いています。
メロディーを覚えている曲であれば、歌詞や音程を追う負担が少なくなり、呼吸や声の出し方にも意識を向けやすくなります。
ポイント3:自分が好きな曲であること
練習曲を選ぶときは、自分が好きな曲であることも重要です。
好きな曲であれば、繰り返し聴いたり、歌ったりすることが苦になりにくくなります。
上達のためには継続的な練習が大切です。練習しやすさと楽しさの両方を意識して曲を選んでみましょう。
●好きな曲が難しいときはどうする?
どうしても歌いたい曲がある場合は、諦める必要はありません。
曲を短いフレーズに分け、歌いやすい部分から練習する方法があります。
例えば、サビの高音が難しい場合は、その部分だけを取り出して練習します。必要に応じてキーを変更したり、テンポを落としてメロディーを確認したりするのもよいでしょう。
一曲を最初から最後まで何度も歌うだけでなく、難しい部分を切り分けて練習することが、効率的な上達につながります。
5. 短時間でも継続して練習する習慣をつくる
歌の上達を目指すうえで、もう一つ大切なのが練習を継続することです。
初心者の方の中には、「毎日1時間練習しなければ上手くならない」と考えている方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、最初から長時間の練習を目標にすると、忙しい日には取り組めず、練習そのものが負担になってしまう場合があります。
まずは、短い時間でも無理なく続けられる習慣をつくりましょう。
1日10分から始めるボイトレメニュー
次のような練習メニューであれば、初心者の方でも取り組みやすいでしょう。
練習時間:合計10分
| 時間 | 練習内容 | 目的 |
| 2分 | 楽な姿勢で呼吸を整える | 身体の余計な力を抜く |
| 2分 | 小さな声で無理なく発声する | 声を出す感覚を確認する |
| 3分 | 短い音やメロディーを真似する | 音程を聴き取り、再現する |
| 3分 | 好きな曲の一部分を歌う | 基礎練習を実際の歌に活用する |
このメニューは、あくまでも練習を始めるための一例です。声の状態や課題によって、適切な練習内容や時間は異なります。
声がかすれたり、喉に痛みや強い違和感が出たりした場合は、練習を中止して休みましょう。無理に声を出し続けることは避けてください。
練習記録をつけて変化を確認しよう
練習を継続するためには、自分の変化を記録することもおすすめです。
例えば、次のような項目を簡単に記録してみましょう。
- 今日練習した曲やフレーズ
- 上手く歌えたと感じた部分
- 難しかった部分
- 次回に意識したいポイント
定期的に録音しておけば、以前の歌声と現在の歌声を聴き比べることもできます。
上達の速度には個人差があります。すぐに大きな変化が現れなくても、できるようになったことを確認しながら、焦らずに取り組むことが大切です。
ボイトレ初心者が避けたい3つのNG行動
ここまで、初心者が最初に取り組むべき5つのことを紹介してきました。
最後に、練習を始める際に注意しておきたいポイントを3つ紹介します。
NG行動1:いきなり大きな声で歌う
声を大きく出せば歌が上手くなるわけではありません。
大きな声を出そうとして喉や首に力が入りすぎると、声をコントロールしにくくなる場合があります。
最初は無理のない音量で、楽に声を出せる感覚を確認しましょう。
NG行動2:苦手な部分を力任せに繰り返す
高音が出ないからといって、同じ高音を何度も無理に出そうとするのは避けましょう。
音程が合わない場合も、力任せに歌い続けるだけでは、原因を把握できないことがあります。
難しい部分は短く区切り、音程や呼吸、声の出し方など、何が課題なのかを確認しながら練習することが大切です。
NG行動3:他人と比較して自信をなくす
歌の上達には個人差があります。
声域や声質、これまでの音楽経験、得意なジャンルなども人によって異なります。
他の人と比較して落ち込むよりも、以前の自分と比べてできるようになったことを見つけてみましょう。
「前よりも音程が安定した」「最後まで息が続くようになった」など、小さな変化を積み重ねることが、継続するためのモチベーションになります。
独学とボイトレ教室、どちらがよい?
ここまで読んで、「自宅で練習すれば十分なのか、それともボイトレ教室に通ったほうがよいのか」と疑問に思った方もいらっしゃるでしょう。
どちらにもメリットがあります。
独学は、自分の好きな時間に練習でき、費用を抑えやすいことがメリットです。一方で、自分の歌い方の問題点に気づきにくかったり、練習方法が合っているのか判断しにくかったりする場合があります。
ボイトレ教室では、講師から客観的なフィードバックを受け、自分の課題に合った練習方法を相談できます。
例えば、同じ「高音が出ない」という悩みでも、音域の問題なのか、発声時に力が入りすぎているのか、別の要因が関係しているのかによって、取り組むべき内容は異なります。
また、音程やリズム、表現力など、複数の課題がある場合も、優先順位をつけて練習することで取り組みやすくなります。
ただし、ボイトレ教室に通えば必ず短期間で上達するというわけではありません。自分の課題に合った指導を受け、無理のない範囲で練習を継続することが重要です。
「何を練習すればよいかわからない」「自分の歌い方のどこを直せばよいのかわからない」という方は、プロの講師に相談することも選択肢の一つです。
まとめ:歌が苦手な方こそ、基礎からボイトレを始めてみましょう!
今回は、ボイトレ初心者が最初に取り組むべき5つのことを紹介しました。
最後に、重要なポイントを振り返ってみましょう。
- 自分の歌の課題を知る: 録音などを活用して、改善したいポイントを見つける。
- 正しい姿勢と呼吸を意識する: 身体の余計な力を抜き、自然に呼吸できる状態をつくる。
- 音程を聴き取り、再現する: 短い音やメロディーを使って、耳と声の連携を練習する。
- 自分に合った曲と音域で練習する: 無理のない範囲から始め、少しずつ難しいフレーズに挑戦する。
- 短時間でも継続する: 毎日の練習を習慣にし、自分の変化を記録する。
歌が苦手だと感じていても、最初から諦める必要はありません。
大切なのは、苦手な部分を把握し、自分に合った方法で一つずつ練習していくことです。
「カラオケで自信を持って歌いたい」
「好きなアーティストの曲を上手く歌えるようになりたい」
「音程や高音の悩みを改善したい」
そんな目標がある方は、ぜひ今日からできることを一つ始めてみてください。
自分に合った練習方法を知りたい方は、ボイトレ体験レッスンへ!
独学で練習していても、自分の課題や改善方法がわからないことは珍しくありません。
ミュージックスクールのボイトレ体験レッスンでは、講師に自分の歌声を聴いてもらい、現在の課題や今後の練習方法について相談することができます。
初心者の方はもちろん、「歌に自信がない」「音程が合わない」「高音が苦しい」といった悩みをお持ちの方も、まずはご自身の声と向き合うことから始めてみませんか?
歌が上手くなりたいという気持ちが、最初の一歩です。
ボイトレ体験レッスンで、自分に合った練習方法を見つけてみましょう!
皆さまのお越しをお待ちしております。

