こんにちは!ナユタス堺東校です😊
アイナ・ジ・エンドさんの歌を初めて聴いたとき、
「この声、誰が歌っているんだろう?」
と思ったことがある方もいるのではないでしょうか。
少しかすれたような声。
息の気配を感じる繊細な声。
そして、感情が一気にあふれ出すような力強い歌声。
数秒聴いただけでも「アイナ・ジ・エンドさんだ」と分かるほど、
強い個性を持ったボーカリストです。
でも、「個性的な声」というだけで、ここまで記憶に残るのでしょうか?
実は注目したいのは、もともとの声質だけではありません。
その声を楽曲の中でどう変化させ、どう感情表現につなげているのか。
今回は「オーケストラ」「宝者」「革命道中」なども例に挙げながら、
アイナ・ジ・エンドさんの歌声がなぜ一度聴くと忘れられないのかを
ボイトレ目線で分析してみましょう!
最大の特徴は、やっぱり「あの声質」
まず外せないのが、アイナ・ジ・エンドさん自身が持つ独特な声の質感です。
一般的に「きれいな歌声」というと、
クリア
滑らか
雑音が少ない
といった声をイメージする方もいるかもしれません。
一方、アイナ・ジ・エンドさんの歌声には
少しかすれたような成分や息の気配が感じられます。
この質感によって、声を聴いた瞬間に、
「この人の声だ!」
と認識しやすい。
歌手にとって、声そのものが個性になるというのは非常に大きな武器です。
ただし、ここで重要なのは、
「ハスキーな声だから魅力的」だけではない
ということ。
その声をどう使うのかまで含めて、アイナ・ジ・エンドさんの歌唱の魅力になっています。
「きれいに歌いすぎない」から感情が近く感じる
歌の練習をすると、
「もっときれいな声を出したい!」
と思うことがありますよね。
もちろん、安定した発声を身につけることは大切です。
ただ、表現という視点では、すべての音を均一に整えることだけが正解とは限りません。
アイナ・ジ・エンドさんの歌唱では、場面によって、
声が少しかすれる。
息が混ざる。
声が揺れる。
強く言葉を押し出す。
ささやくように歌う。
など、声の表情が大きく変わります。
そのため、単に「きれいな歌声」を聴いているというより、
その瞬間の感情そのものを聴いているような感覚が生まれます。
人が本当に感情を動かされたとき、いつでも完璧に整った声で話すわけではありません。
だからこそ、少し不均一に感じられる声の質感が
かえって人間らしさとして伝わることがあります。
「オーケストラ」で感じる、弱さと強さの振れ幅
アイナ・ジ・エンドさんの歌唱を考えるうえで、
BiSH時代の「オーケストラ」を思い浮かべる方も多いでしょう。
このような感情の動きが大きな楽曲では、ぜひ声量の変化に注目してみてください。
最初から最後まで100%の力で歌うのではなく、
抑える。
少し息を混ぜる。
徐々に声を強くする。
そして感情が大きくなるところで一気に解放する。
こうした変化があります。
もし最初からすべてを力強く歌ってしまったら
後半でさらに感情を大きく見せる余地がなくなってしまいます。
弱い声があるから、強い声がより強く感じられる。
この「振れ幅」が、聴き手の感情を動かすポイントの一つです。
ハスキーな声=ずっとガラガラに歌う、ではない!
アイナ・ジ・エンドさんの歌声に憧れて、
「自分もハスキーな声を出したい!」
と思う方もいるかもしれません。
ただし、ここは注意が必要です。
無理に喉を締めたり、わざと声を枯らしたりして、
似た質感を作ろうとするのはおすすめできません。
そもそも声質には、声帯や身体の特徴などによる個人差があります。
そしてアイナ・ジ・エンドさんの魅力を研究するなら、
声そのものをそっくりコピーするより
「自分の声の中で、どれくらい質感を変えられるか」
を考える方が実践的です。
例えば、
息を少し多めにした柔らかな声
芯のある声
話し声に近い声
少し強く響かせる声
など、自分が持っている声の中にも、実はいろいろな表情があります。
個性的な歌声=特殊な声を作ること
ではありません。
自分の声を理解して使い分けることも、「自分らしい歌声」を作る大切な要素です。
「宝者」で注目したい“言葉の届け方”
アイナ・ジ・エンドさんの歌唱では
声質だけでなく言葉の伝え方にも注目してみましょう。
例えば「宝者」のような楽曲。
メロディーをきれいになぞるだけではなく、
言葉一つひとつに感情の温度を感じられる歌唱が印象的です。
ここでポイントになるのが、
「全部の言葉を同じように歌わない」こと。
大切な言葉は少し前へ出す。
柔らかく伝えたい部分では声を抜く。
語尾を強く言い切らず、余韻を残す。
こうした細かな変化によって、
歌詞が単なる文字ではなく誰かへ向けた言葉として聞こえやすくなります。
これはアイナ・ジ・エンドさんのような歌唱表現を練習するときに
ぜひ取り入れたいポイントです💡
「革命道中」は声の“切り替え”にも注目!
アイナ・ジ・エンドさんの歌声の魅力は、しっとりとした楽曲だけではありません。
「革命道中」のような勢いのある楽曲では、
声の表情が次々と変化していくところにも注目です。
リズムに乗せて言葉を鋭く届ける。
少し力を抜く。
声の質感を変える。
一気にエネルギーを上げる。
こうした切り替えの速さが、楽曲の中にさまざまな表情を生み出します。
一曲を通して同じ「いい声」を出し続けるのではなく、
曲の瞬間ごとに必要な声を選んでいる。
だから聴いていて飽きにくく、次のフレーズが気になる歌になるのではないでしょうか。
「上手く歌う」より「何を伝えるか」
アイナ・ジ・エンドさんの歌唱から学べる大きなポイントの一つが、
歌唱力=音程や声量だけではない
ということです。
もちろん、音程やリズムなどの基礎は大切です。
しかし、それだけを完璧にしようとすると、
「間違ってはいないけど、印象に残らない」
という歌になることがあります。
例えば同じフレーズでも、
誰に向かって歌っているのか。
どんな感情なのか。
一番伝えたい言葉はどこなのか。
それを考えるだけで声は変わります。
悲しい言葉だから小さく歌う、と単純に決める必要もありません。
悲しすぎて強くなることもある。
怒っているのに声が小さくなることもある。
感情は一つの声色だけでは表現できません。
そうした複雑さを声に乗せられることが、印象に残る歌につながります。
「自分にしか出せない声」を見つけるには?
では、アイナ・ジ・エンドさんのように
一度聴いたら覚えてもらえる歌声を目指すには、どうすればいいのでしょうか?
まずおすすめしたいのが、
自分の声を消そうとしないこと。
好きなアーティストをコピーすると、
「もっとこの人みたいな声にしなきゃ」
と思いがちです。
しかし練習では、
① まず自分の自然な声で歌う
↓
② 録音して自分の声質を確認する
↓
③ 息の量を変えてみる
↓
④ 声の強弱を大きくしてみる
↓
⑤ 語尾や発音を変えてみる
↓
⑥ 一番自分らしく聞こえる歌い方を探す
という方法もおすすめです。
例えば、
「自分は少し低い声が魅力かも」
「柔らかく歌ったときの方がいいな」
「サビで少しかすれる声が意外と好き」
など、録音して初めて気づく特徴もあります。
歌が上手くなるというと、欠点をすべてなくすイメージがありますが、
自分の特徴を理解して、それを魅力として使えるようになる
ことも大切です。
まとめ|アイナ・ジ・エンドの魅力は「個性的な声」だけではない!
アイナ・ジ・エンドさんの歌声が一度聴くと忘れられない理由を考えてみると、
一聴して分かる個性的な声質
息やかすれを感じる声の質感
弱い声と強い声の大きな振れ幅
言葉によって変わる発音や語尾
楽曲の中で次々と変化する声色
感情に合わせて声そのものを変える表現力
など、さまざまな要素が見えてきます。
そして重要なのは、
「個性的な声を持って生まれたから、それだけで印象に残る」わけではない
ということ。
自分の声質を理解し、その特徴を楽曲の表現として活かす。
静かに歌うところ。
一気に感情を解放するところ。
言葉を強く届けるところ。
あえて声を抜くところ。
その変化があるからこそ、声そのものの個性がさらに際立ちます。
アイナ・ジ・エンドさんの楽曲を次に聴くときは、
「どんな声?」だけでなく、「一曲の中で声がどう変わっている?」
という視点でも聴いてみてください。
「一度聴いたら忘れられない歌声」の秘密が、さらに見えてくるかもしれません😊
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