歌の発声では喉を開ける必要があると知ったけれど、どのような感覚なのか全くイメージできず困っている人はいませんか?
この記事では、喉を開ける感覚のつかみ方から練習方法まで詳しく解説します。
目次
喉を開けるとは?
喉を開けるとは、歌う時に喉や首まわりの力みを抜き、息と声がスムーズに通る状態を作ることです。
口の中や喉の奥に空間を感じながら発声するイメージで、無理に喉を広げようとする必要はありません。
初心者の人は身体の力を抜き、自然に声が通る状態を目指すことが大切です。
喉を開く効果

画像出典:ChatGPT
喉を開く効果には、以下のようなものがあります。
- 声が響きやすくなる
- 高音が出しやすくなる
- 声量を出しやすくなる
- 喉への負担を軽減しやすくなる
- 息がスムーズに通りやすくなる
- 声がこもりにくくなる
- 音程が安定しやすくなる
- 長時間歌っても疲れにくくなる
- ミックスボイスの練習につながりやすい
- 滑舌が良くなる場合がある
- 力みを減らしやすくなる
- 自然な発声をしやすくなる
ボーカリストにとってはどれも歌いやすさにつながる変化だと言えるため、初心者の時から喉を開ける練習をしておくのは重要だと言えるでしょう。
喉を開ける感覚のつかみ方
初心者の人向けの喉を開ける感覚のつかみ方としてよく紹介されている例を4つご紹介します。
【例1】ため息をつく

画像出典:ChatGPT
ため息は喉を無理に広げず自然に脱力した状態を体感しやすいため、喉を開ける感覚をつかみやすいと言えます。
初心者の人は次の流れで喉を開ける感覚を体感してみましょう。
- 背筋を軽く伸ばしてリラックスする
- 鏡を見ながら、肩や首に力が入っていないか確認する
- 「はぁ…」と自然にため息をつく
- 息を吐いた時に、喉の奥がふわっと広がる感覚を意識する
- あくび前のような空間が喉の奥にできているか確認する
- その状態のまま軽く声を出してみる
初心者の人は特に、鏡を見ながら次のポイントをチェックするのがおすすめです。
- あごが上がりすぎていないか
- 首筋に力が入っていないか
- 肩が持ち上がっていないか
ため息を用いた練習で、力みが抜けて喉の奥に空間ができる感覚をつかんでみましょう。
【例2】あくびの直前
あくびの直前には自然に喉が開くため、喉を開ける感覚をつかみやすいと言えます。
以下の流れで喉を開ける感覚を体感してみましょう。
- 背筋を軽く伸ばしてリラックスする
- 口を軽く開けながら、眠い時のように「あ~…」とあくびをするイメージを持つ
- 実際にあくびが出そうになる直前の感覚を意識する
- 喉の奥が縦に広がるような感覚を確認する
- その状態のまま、小さな声で「あー」と発声してみる
- 首やあごに力が入っていないか鏡で確認する
初心者の人は特に、あくびが始まる直前の脱力感や喉の奥に空間ができる感覚を意識して行うのがおすすめです。
また鏡を見ながら行うと、あごや首に余計な力が入っていないか確認しやすくなります。
あくびの直前を意識した練習で、喉の奥が自然に広がりやすい状態を理解できるでしょう。
【例3】うがいをする時
うがいをする時は喉の奥が自然に広がりやすくなるため、喉を開ける感覚をつかみやすいと言えます。
初心者の人は次の流れで喉を開ける感覚を体感してみましょう。
- コップに少量の水を入れる
- 水を口に含み、軽く上を向く
- 「ガラガラ」と無理のない強さでうがいをする
- その時に、喉の奥が広がる感覚を意識する
- 首や肩に力が入っていないか確認する
- うがい後に軽く「あー」と発声してみる
初心者の人はうがい中に喉の奥へ空間ができる感覚や息が奥へ抜ける感覚を意識するとわかりやすいでしょう。
うがいは強くしすぎたり、上を無理に向いたりしすぎずに行うことが大切です。
【例4】驚いた時

画像出典:ChatGPT
驚いて息を飲むと瞬間的に喉が自然に開きやすいため、力みのない喉の状態を体感しやすいと言えます。
初心者の人は以下の流れで喉を開ける感覚を体感してみましょう。
- 背筋を軽く伸ばしてリラックスする
- 急に驚いた時の「えっ?」という反応をイメージする
- 軽く息を吸いながら「はっ」と驚く動きをしてみる
- その瞬間に喉の奥が開く感覚を意識する
- 喉が開いた状態のまま、小さく「あー」と発声してみる
- 鏡を見ながら、首やあごに力が入っていないか確認する
初心者の人は驚いた瞬間に空気がスッと入る感覚や、喉が自然に広がる感覚を意識するとわかりやすいでしょう。
大げさに息を吸い過ぎたり、肩を持ち上げたりせずに行うことが重要です。
喉を開くための練習曲
喉を開くために聴いたり、歌ったりしておきたい練習曲を音域とレベル別にご紹介します。
低音域
低音域で喉をしっかり開けて歌っているのがわかる曲としておすすめなのは山口百恵さんの「いい日旅立ち」と中森明菜さんの「DESIRE」です。
どちらもカラオケの定番曲ですが、喉を開けているのが初心者にもわかるポイントは以下の通りです。
| 曲名 | 喉を開けているのが初心者にもわかるポイント |
| いい日旅立ち |
|
| DESIRE |
|
いい日旅立ちでは特にサビにおいて力ではなく響きで鳴らしている感覚がわかりやすく、DESIREでは強い声でも喉を締めて歌っているわけではないのがわかりやすいのが特徴的です。
初心者の人は、いい日旅立ちの場合低い声を無理に作らず自然な話し声に近い感覚で歌い、DESIREの場合声を前に押し出すより、喉の奥から自然に響かせるイメージを持って歌うと喉を開ける良い練習になるでしょう。
中音域から高音域
中音域から高音域で喉をしっかり開けて歌っているのがわかる曲としておすすめなのはスキマスイッチさんの「奏」です。
喉を開けているのが初心者にもわかるポイントは以下の通りです。
- 高音でも声が細くつぶれにくい
- 声が上に抜けるように響いている
- 息苦しそうな感じが少ない
- ロングトーンが自然につながっている
- 高音で首や喉に力が入りすぎている感じがしにくい
- やさしい声でも音程が安定している
特にサビは、息と響きで高音を支えている感覚が初心者にもわかりやすいと言えます。
初心者の人は、まずは感情表現よりも、力みの少ない発声を優先して練習しましょう。
上級者向けの参考
喉を開けることに慣れてきた上級者向けの参考としては、CHAGE and ASKAの「Trip」の前奏に入る前のASKAさんが歌うフェイク部分が挙げられます。
喉を開ける時の参考にしたいポイントは次の通りです。
- 高音でも声が細くなりすぎていない
- 息が止まらず、なめらかに音がつながっている
- 強い声なのに喉が詰まった感じが少ない
- 声が上方向へ自然に抜けている
- 響きが喉だけでなく後頭部にも広がって聞こえる
- 音量より響きで高音を支えている
- フェイク中でも力みすぎた苦しさを感じにくい
- 音の切り替えが滑らかで、喉の奥の空間が保たれているように聞こえる
このような歌唱を聴くことで、力任せではない高音のイメージをつかみやすくなるでしょう。
無理に真似をするのではなく、開いた喉に息と響きを通している感覚を参考にするのがおすすめです。
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まとめ
喉を開けるとは、歌う時に喉や首まわりの力みを抜き、息と声がスムーズに通る状態を作ることです。
この記事も参考にして、ぜひ歌う時に喉を開けて歌えるよう練習してみてください。

