「すぐ喉が疲れてしまう」
「歌い終わると声がガラガラになる」
ボイストレーニングに来られる方から、このようなお悩みをよく耳にします。その原因として多いのが、「喉声(のどごえ)」と呼ばれる発声です。
では、喉声とは一体どのような状態なのでしょうか?
喉声とは?
喉声とは、必要以上に喉へ力が入り、喉だけで無理やり声を出している状態を指します。
本来、歌うときの声は呼吸・声帯・共鳴の3つがバランスよく働くことで、自然に響きのある声になります。
しかし喉声では、このバランスが崩れています。
息の流れが十分でないまま声を出そうとしたり、音程を上げようとして首や喉周りの筋肉を固めたりすることで、声帯に余計な負担がかかります。
その結果、
・高音が苦しい
・音程が不安定になる
・長時間歌えない
・喉が痛くなる
・声が細く聞こえる
といった症状が現れやすくなります。
「喉を使う」のは悪いこと?
「喉声はダメ」と聞くと、「じゃあ喉を使わないように歌えばいいんだ」と考える方もいます。
しかし、それは少し違います。
声は声帯が振動して初めて生まれます。つまり、喉は必ず使っています。
問題なのは、「喉を使うこと」ではなく、「喉だけに頼ってしまうこと」です。
体全体のバランスを使わず、喉だけで頑張ってしまう状態が喉声なのです。
なぜ喉声になるの?
喉声になってしまう理由は人それぞれですが、代表的な原因には次のようなものがあります。
① 息の支えが足りない
呼吸が浅くなると、息の力だけでは声を支えられません。
すると喉が代わりに頑張ろうとして、余計な力が入ってしまいます。
② 高音を「押し上げる」癖
高い音になるほど、多くの人は顎を上げたり首に力を入れたりします。
しかし実際には、高音は力任せではなく、バランスよく声帯をコントロールすることで楽に出せるようになります。
③ 大きな声を出そうとしすぎる
「響かせたい」
「声量を出したい」
そんな気持ちから必要以上に力んでしまい、結果として喉が締まってしまうケースも少なくありません。
喉声を改善するとどうなる?
喉声が改善されると、歌は大きく変わります。
まず感じるのは、「こんなに楽に歌えるんだ」という感覚です。
喉だけで頑張らなくなるため、高音でも苦しくなりにくく、長時間歌っても疲れにくくなります。
また、声が前へ飛ぶようになり、音色にも自然な響きが生まれます。
「以前より声量が出た」と感じる方も多いですが、実際には力を入れたのではなく、効率よく声が響くようになった結果なのです。
自分では気づきにくいのが喉声
実は、喉声は自分では気づきにくい発声です。
本人は「普通に歌っている」つもりでも、長年の癖になっていることがほとんどです。
動画を見たり、本を読んだりして改善しようとしても、「力を抜いてください」と言われるだけでは、どう抜けばいいのかわからないという方も多いでしょう。
だからこそ、実際に声を聴いてもらい、自分に合った改善方法を知ることが近道になります。
正しい発声は、もっと楽に歌える
ボイストレーニングは、ただ高い声を出せるようになる場所ではありません。
喉に負担をかけない発声を身につけることで、「歌うことが楽しい」と感じられるようになることが大切です。
もし、
・高音が苦しい
・すぐ喉が疲れる
・歌うと声が枯れてしまう
・もっと楽に歌えるようになりたい
そんな悩みがあるなら、一度ご自身の発声を見直してみませんか?
NAYUTASの体験レッスンでは、現在の発声の癖や喉に力が入る原因を確認し、一人ひとりに合わせた改善方法をご提案しています。
「喉声なのかどうかわからない」という方でも大丈夫です。
あなたの声には、まだまだ楽に、気持ちよく歌える可能性があります。ぜひ一度、体験レッスンでその違いを実感してみてください。

