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HIPHOPって細分化されすぎです。何種類くらいありますか?

ヒップホップ(HIP HOP)のジャンルは細分化が進んでいて、確かに最初は混乱しやすいですよね。

結論から言うと、細かく分けると数千種類に及びますが、現代の音楽シーンやダンス・ボーカルで押さえておくべき主要なスタイルは大きく「5つの系統」に集約できます。

歴史的な流れや音の特徴から、代表的な5系統を整理しました。

代表的な5つの主要系統と特徴

1. ブームバップ(Boom Bap / 東海岸・90年代スタイル)

  • 特徴: 「ドンドン・パッ」という太いドラム音と、ジャズやソウルの古いレコードから切り取った(サンプリングした)メロディが特徴。ヒップホップの黄金期(ゴールデンエラ)と呼ばれる90年代の王道サウンドです。

  • リズム感: ズッシリと重く、韻(ライム)やリズムのハメ方がストレートでノリやすい。

  • 代表アーティスト: Nas, The Notorious B.I.G., Boom Bap時代のJay-Z

2. Gファンク & ウエストコースト(G-Funk / 西海岸スタイル)

  • 特徴: アメリカ西海岸(カリフォルニアなど)で発展。シンセサイザーの高音(ピーという音)や、ファンクミュージックをベースにした、どこかゆったりとした陽気でグルーヴィーなサウンド。

  • リズム感: バラードのようにゆったり踊れる重めのテンポで、横揺れのノリが強め。

  • 代表アーティスト: Snoop Dogg, Dr. Dre, 2Pac

3. トラップ(Trap / 現代のメガヒットスタイル)

  • 特徴: 2010年代以降、世界のヒットチャートを席巻している現代ヒップホップの主役。チチチチ…と細かく刻むハイハット(シンバル音)と、重低音のズシンと響くベース(808ベース)が最大の特徴です。

  • リズム感: テンポ自体は遅めですが、細かく刻むリズムと重低音のギャップで独特のグルーヴを生みます。ラップも歌うようなスタイル(メロディック・ラップ)やオートチューンを使うことが多いです。

  • 代表アーティスト: Travis Scott, Drake, Future, Bad Bunny

4. ドリル(Drill / UK・NY・チカゴ発のダーク系)

  • 特徴: トラップから派生した、今世界中で大流行している激しいスタイル。スライドするようなウネる重低音ベースと、不規則で複雑に刻まれるドラムが特徴で、全体的にダークでスリリングな雰囲気を持っています。

  • リズム感: ダンサーの間でも非常に人気が高く、細かく俊敏な動きや独特のステップと相性が良い音です。

  • 代表アーティスト: Pop Smoke, Central Cee

5. ロウファイ・ヒップホップ(Lo-Fi Hip Hop / Chillhop)

  • 特徴: あえてノイズを入れたリラックスできるサウンド。ジャズやチルアウト系のコード進行が多く、作業用BGMやYouTubeの配信などで世界的に人気を集めています。

  • リズム感: メロウで穏やか。激しいダンスや力強いラップというよりは、聴き心地の良さやボーカルの質感を活かすスタイルです。

まとめ:どうやって聴き分ける?

  • 「ドンドン・パッ」と素朴で力強いドラムブームバップ

  • 「チチチチ…」と細かい刻みと重低音トラップ

  • 「ウネるベースと不規則なドラム」でダークドリル

  • ゆったりメロウでリラックスロウファイ

まずはこの4つ(特にブームバップトラップの違い)を意識して聴くだけで、曲の系統がガラッと見えてくるはずです。

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