声がこもる原因は?明るく通る声にするための発声練習
「聞き返されることが多い」「声が暗く聞こえる」「オンライン会議で声が通らない」――そんな悩みを抱えていませんか?
実は、“声がこもる”のには明確な原因があります。そして、正しい発声練習を行えば、誰でも「明るく通る声」に近づけます。
この記事では、声がこもる主な原因から、自宅で簡単にできる改善トレーニングまで、わかりやすく解説します。
声がこもるとはどんな状態?
声がこもる状態とは、音が口の中や喉で詰まり、外にうまく抜けていない状態のことです。
以下のような特徴がある人は、声がこもっている可能性があります。
- 声が小さく聞こえる
- モゴモゴした話し方になる
- 滑舌が悪く感じる
- 暗い印象を持たれやすい
- マスク越しだとさらに聞き取りづらい
- Zoomや電話で声が聞こえにくいと言われる
特に近年は、マスク生活やリモートワークの影響で、声の通りに悩む人が増えています。
声がこもる5つの原因
1. 口が十分に開いていない
もっとも多い原因が「口の開き不足」です。
口が小さく開いた状態では、音が前に飛ばず、口内で反響してしまいます。
特に日本人は、欧米人に比べて口を大きく動かさず話す傾向があるため、声がこもりやすいと言われています。
チェック方法
鏡を見ながら「あ・い・う・え・お」と発音してみましょう。
- 縦にしっかり開く
- 表情筋が動いている
- 口角が上がっている
これらができていなければ改善の余地があります。
2. 喉に力が入りすぎている
喉だけで無理に声を出そうとすると、声帯周辺が緊張し、こもった苦しそうな声になります。
特に緊張しやすい人や、人前で話すのが苦手な人に多い傾向です。
よくある特徴
- 長時間話すと喉が疲れる
- 声がかすれる
- 息が浅い
- 高い声が出にくい
3. 鼻腔共鳴が使えていない
「通る声」の人は、鼻や顔周辺に音を響かせています。
これを“共鳴”と呼びます。
逆に、口の奥だけで音が鳴っている状態だと、こもった声になります。
歌が上手い人やアナウンサーの声が聞き取りやすいのは、この共鳴をうまく使っているからです。
4. 姿勢が悪い
猫背になると呼吸が浅くなり、声の通り道も狭くなります。
スマホやパソコンを見る時間が長い現代人は、無意識に声がこもりやすい姿勢になっています。
特に注意したい姿勢
- 首が前に出ている
- 背中が丸い
- 顎が下がっている
5. 呼吸が浅い
声は「息」に乗って出ます。
呼吸量が少ないと、声量不足になり、結果的にこもって聞こえます。
胸だけで呼吸する「浅い胸式呼吸」ではなく、腹式呼吸を意識することが重要です。
明るく通る声になるメリット
声が変わると、印象も大きく変わります。
ビジネス面
- プレゼンが聞き取りやすくなる
- オンライン会議で伝わりやすい
- 営業・接客で好印象になる
プライベート面
- 明るい印象を持たれる
- コミュニケーションが円滑になる
- 自信があるように見える
声は“第二の見た目”とも言われています。
今日からできる!声がこもる人向け発声練習5選
1. あいうえお口開けトレーニング
まずは口をしっかり動かす練習です。
やり方
- 鏡を見る
- 「あ・い・う・え・お」を大げさに発音
- 1文字ずつゆっくり行う
- 1日3セット
ポイント
- 「あ」は縦に大きく
- 「い」は口角を横へ
- 顔全体を使うイメージ
2. ハミング練習
鼻腔共鳴を身につける定番トレーニングです。
やり方
口を閉じたまま「んーーー」と発声します。
鼻や唇周辺が振動していれば成功です。
効果
- 声が前に飛ぶ
- 柔らかい響きになる
- 喉への負担軽減
3. 腹式呼吸トレーニング
呼吸を改善すると声量が安定します。
やり方
- 背筋を伸ばす
- 鼻から4秒吸う
- お腹を膨らませる
- 8秒かけて吐く
これを5回繰り返します。
4. リップロール
唇を震わせながら息を出す練習です。
やり方
「ブルルルル…」と唇を振動させます。
歌手や声優も行う定番練習です。
効果
- 喉の脱力
- 息の流れ改善
- 滑舌向上
5. 朗読トレーニング
実践的に声を改善したいなら朗読が効果的です。
おすすめ方法
ニュース記事や小説を、
- ハッキリ
- 少し大きめ
- 口を開いて
読むようにしましょう。
録音して聞き返すと改善点がわかりやすくなります。
声を明るくするコツ
声の高さを少しだけ上げる
低すぎる声は、暗くこもって聞こえやすい傾向があります。
無理のない範囲で、少しだけ高めを意識すると、明るい印象になります。
笑顔で話す
表情と声は連動しています。
口角が上がるだけで、声の響きはかなり変わります。
電話対応で「笑顔で話すと声が明るくなる」と言われるのはこのためです。
息を止めずに話す
緊張すると息を止めがちです。
「息に声を乗せる」イメージを持つだけで、声はかなり通りやすくなります。
声がこもる人がやりがちなNG習慣
小声で話す
小さい声ばかり使うと、喉だけで発声する癖がつきます。
下を向いて話す
スマホ姿勢のまま話すと、声が前に出ません。
水分不足
喉の乾燥は声の質を悪化させます。
こまめな水分補給も大切です。
発声改善はどれくらいで効果が出る?
個人差はありますが、毎日5〜10分でも継続すると、2〜4週間ほどで変化を感じる人が多いです。
特に以下は早く改善しやすいポイントです。
- 口の開き
- 姿勢
- 呼吸
逆に、長年の癖は時間がかかるため、継続が重要です。
まとめ|声はトレーニングで変えられる
声がこもる原因の多くは、
- 口の開き不足
- 喉の緊張
- 呼吸の浅さ
- 姿勢の悪さ
など、日常的な癖によるものです。
しかし逆に言えば、正しい発声練習を続ければ改善できるということでもあります。
まずは、
- 口を大きく開ける
- 腹式呼吸を意識する
- ハミングを行う
この3つから始めてみてください。
明るく通る声は、コミュニケーション力や印象を大きく変えてくれます。

