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NAYUTAS本厚木校の采です!
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「さ行」は“摩擦”で作る音
前回の「か行」では、舌で息をパッと弾く「破裂」についてお話ししました。
続く「さ行」は、それとは正反対の「摩擦音(まさつおん)」という仕組みでできています。
「さ・し・す・せ・そ」が苦手な方は、
音がこもってしまったり、逆に「スースー」と息だけが漏れて
言葉が聞き取れなかったりすることが多いですよね。
実は「さ行」のキレを作るコツは、
口の中に「息の通り道の渋滞」をあえて作ってあげることにあります。
「さ行」は息をこすりつける音
イメージしてほしいのは、庭の水撒きに使う「ホース」です。
ホースの先をそのままにしていると、
水はドボドボと弱く流れるだけですが、指で出口をギュッと細くつぶすと、
水は「シャーッ!」と勢いよく遠くまで飛びますよね。
「さ行」もこれと同じです。
舌先を上の歯茎の裏側に近づけ、息の通り道をあえて狭くします。
その狭い隙間に息を無理やり通すことで、あの鋭い「サ」という摩擦音が生まれます。
おすすめの練習法は“小さな「っ」”
「さ行」がどうしてもぼやけてしまう……
という方にぜひ試してほしいのが、
各音の前に小さな「っ」が入っているつもりで発音する練習です。
っさ、っし、っす、っせ、っそ
このように、一音ずつ「息を溜めてから出す」練習をしてみてください。
「さ行」は、「吐く息」と「歯に当たる摩擦」が合わさって初めて成立する音です。
一音一音、この摩擦を作る作業をサボってしまうと、
言葉の境界線が曖昧になり、ダラダラと繋がって聞こえてしまいます。
「っ」を意識することで、息を歯に当てるための「準備」が整い、
一音ずつ独立したクリアな音が響くようになります。
母音によって変わる舌の位置
「さ行」もまた、母音によって舌の位置が繊細に変化します。
• 「さ・す・せ・そ」: 舌先を上の前歯の裏あたりに近づけます。
• 「し」: 前回の母音の「い」を思い出してください。
舌の中ほどが高く持ち上がるため、摩擦が起きる場所が少し後ろ(上あごの硬い部分)に移動します。
以前お話しした「アゴを落としてリラックスする」ことができていれば、
舌先を前歯の裏へ持っていく動きもスムーズになります。
「さ行」は言葉をクリアに聞かせる音
「さ行」は、言葉に明るさと清潔感を与える音です。
喉を力ませるのではなく、小さな「っ」の準備から、鋭い息をサッと通す。
これで、さ行も発音しやすくなっていきます。
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