高音が出ないのはなぜ?無理なく高音を出すためのポイント
「高い音を出そうとすると声が苦しくなる」「あと少しなのに高音だけ届かない」と悩んでいる方は多いのではないでしょうか。好きな曲を歌いたいのに、高音部分で喉に力が入ってしまうと、思うように歌えず悔しく感じることもあります。
しかし、高音は単純に大きな声を出せば出せるものではありません。声の出し方や身体の使い方、息のコントロールなどが関係しているため、無理な発声を続けるよりも、正しい方法で少しずつ感覚を身につけることが大切です。
高音が出にくい主な原因とは?
高音が苦手な原因の一つとして考えられるのが、喉に力が入りすぎていることです。「高い音を出さなければ」と意識するほど、首や肩、喉周辺に力が入り、声が出しにくくなることがあります。
また、低い音を歌うときと同じ感覚のまま、声量だけを上げて高音を出そうとすることも、負担につながりやすいポイントです。高音では、音の高さに合わせて発声方法を調整する必要があります。
高音が苦しくなるときに確認したいこと
・喉に余計な力が入っていないか
・肩が上がっていないか
・息を一気に押し出していないか
・低音と同じ発声方法で無理をしていないか
高音は「力」より「コントロール」
高音を出すときに重要なのは、ただ強く声を押し出すことではありません。必要な息を安定して使いながら、声帯や口の形などをコントロールすることが大切です。
特に高い音になるほど、力任せに声を出すよりも、無理なく声を響かせる感覚を身につけることがポイントになります。最初は小さめの声でも構わないので、苦しくならない範囲で練習してみましょう。
いきなり限界の音を狙わない
高音練習でありがちなのが、自分の限界付近の音を何度も繰り返してしまうことです。しかし、苦しい状態で無理を続けると、発声に余計な力が入りやすくなります。
まずは少し余裕を持って出せる高さから始め、安定してきたら少しずつ音域を広げていきましょう。焦って一気に音域を広げるよりも、毎日の練習で安定感を積み重ねることが大切です。
高音練習では「出たかどうか」だけを目標にしないことも重要です。
苦しくないか、喉に余計な力が入っていないか、同じ音を安定して出せるかを確認しながら練習しましょう。
身体の力を抜くことも高音への近道
高音を出そうとすると、肩を上げたり、顎を引きすぎたり、身体を固めたりしてしまうことがあります。こうした緊張は、自然な発声を妨げる原因になることがあります。
歌う前に肩や首を軽く動かし、身体をリラックスさせておくのもおすすめです。身体全体を柔らかく使える状態を作ることで、高音にも取り組みやすくなります。
高音は少しずつ伸ばしていこう
高音は、一日で急に出せるようになるものではありません。声の状態には個人差があり、無理のない範囲で継続して練習することが重要です。
自分では気づきにくい癖もあるため、ボイストレーニングでは講師に発声をチェックしてもらうことで、効率よく改善を目指せる場合があります。自分に合った方法を見つけながら、焦らず音域を広げていきましょう。
高音を出すために必要なのは、声を無理やり大きくすることではありません。
呼吸、姿勢、身体の脱力、声のコントロールなどを意識しながら、無理のない高さから少しずつ練習することが大切です。焦らず自分の声と向き合うことで、今まで出せなかった音にも少しずつ近づいていけるでしょう。

