こんにちは!ナユタス岐阜校です!
「もっとお腹から声を出して!」「頭のてっぺんに響かせて!」
ボイストレーニングでこんな指導を受けて、ピンとこなかった経験はありませんか?
実は、感覚やイメージだけで歌の悩みを解決するのは至難のワザです。最近のボイストレーニングでは、解剖学や生理学に基づいた「筋肉の働き」としての科学的アプローチが主流になりつつあります!
今回は、そんな「解剖学ボイトレ」の視点から、ミックスボイスの習得や喉締めの改善といった、よくある歌の悩みを解決するヒントを簡単にご紹介します!
1. ミックスボイスは魔法じゃない!「筋肉のバランス」です
「地声と裏声が混ざった魔法の声」と思われがちなミックスボイス。でも解剖学的に見ると、その正体は「地声を作る筋肉と裏声を作る筋肉が、バランス良く引っ張り合っている状態」にすぎません。
習得するための近道は、いきなり混ぜようとしないこと!
まずは筋肉を「分離」して、個別に鍛えることが重要です。
張り上げちゃう人は…
高音用の筋肉が弱く、無理やり喉を上に引っ張り上げている状態。まずは悪役のような深い声で「喉を下げる筋肉」を鍛えて、地声をリセットしましょう。
高音が抜ける人は…
ミッキーマウスのような明るい裏声や、うなじに響く太い裏声を出して、高音発声に不可欠な「裏声の筋肉(声帯を引っ張る筋肉)」を徹底的に育てます。
必要な筋肉が個別に育ってくると、結果として自然にバランスが取れ、ミックスボイスが完成します。
2. 「喉締め」をなくすための“引き算”
高音になると喉がギュッと締まって苦しい…。そんな時は、「喉を無理に開こうとする足し算の努力」をやめてみましょう。喉締めは、首や顎などの大きな筋肉に無駄な力(過緊張)が入っていることが原因です。
あくびの喉は30%でOK:100%の力で喉を開こうとすると、逆に筋肉が硬直してしまいます。
口を大きく開けすぎない:指1本半分くらいの適度な開きを保ちましょう。
音を出さずに笑ってみる:声を出さずに息だけで静かに笑う動作をすると、喉の奥の無駄な力みが抜け、安全な空間が保たれます。
3. 「呼吸の支え」はただの腹筋運動じゃない!
歌うための「支え」とは、息を強く吐き出すことではありません。「息が吐き出されるのを意図的に遅らせるコントロール」のことです。
息を吐くときに横隔膜がスッと戻ってしまわないよう、腹筋群や背筋群を連動させて、体幹で空気の圧力を一定に保ちます(EVTというメソッドではこれを「アンカリング」と呼びます)。
これができると、喉の代わりに体幹がダムの役割を果たしてくれるため、喉の不必要な力みが抜け、張り上げを根本から防ぐことができます。
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まとめ:解剖学を知れば、声は確実に変わる!
「歌の才能がないから…」と諦める必要はありません。発声はスポーツと同じ「筋肉運動」です。
解剖学の視点を持つと、「なぜできないのか」「どこを鍛えればいいのか」が論理的に分かり、何度でも再現できる確実な技術が身につきます。ぜひ、自分の喉の筋肉がどう動いているのか、少しだけ意識しながら歌ってみてくださいね!

